

チュニジアの女性監督カウテール・ベン・ハニアが、「もしも生身の人間が芸術作品となり、売買の対象になったら」という設定のもと、移民・難民問題をめぐる偽善や現代アートに関する知的欺瞞を風刺し、理不尽な世界の在りようをユーモアたっぷりに描いた人間ドラマ。第77回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門男優賞受賞。第93回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。 内戦の続くシリアから脱出し難民となったサムは、当局の監視下にあり国外へ出られなくなってしまう。海外で離れ離れになってしまった恋人に会うためなんとかして出国したいと考えていた彼は、偶然出会った現代アートの巨匠から驚くべき提案を受ける。それは、サム自身が"アート作品"になるというものだった。芸術品となれば大金を得ることができ、展覧会の度に海外にも行ける。大金と自由を手に入れる代わりに背中にタトゥーを施し、"アート作品"となったサムは、高額で取引される身となる。売買され国境を越えたサムは、やがて恋人に会いに行くのだが……。

サード・ロスタン
Ziad
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