

ジュリオは、ローマに近い小高い丘から故郷ローマを眼下にみていた。新米神父として離島で数年間生活した彼は、今、家族のもとに戻ってきたのだ。ローマ郊外の教会に通うことになった彼は、さっそく翌日その教会を訪れるが、荒れ果てたその教会の様子に驚いた。初めてのミサの日、出席者が誰もいないことに疑問を抱いたジュリオは、前任者のアントニオ神父が恋人を妊娠させて教区の人々の不信をかってしまったことを知った。順調ではなかったが、ジュリオは、新しい教区で自分の理想をかかげて、精一杯努力をした。学生時代に共に、新左翼に傾倒しその運動に力を注いだ友だちたち、サヴェリオ、チェーザレ、ジャンニ、アンドレア のそれぞれも、みな今は変わっていた。

Dario Cantarelli
Gianni
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La messa è finita